@2018年12月1日「ニューサンピア埼玉おごせ」
今回、桂木柚の生産地である越生・毛呂山にて、地産地消を目的としたイベントを開催いたしました。
ゆず香るフェスティバル、略して「ゆずフェス」!!
私は実行員として、また当日は柚子の効能について管理栄養士の立場から講演をしました。
当日は200名ほどお越しくださり、とても賑やかなイベントになり感謝でいっぱいです。
また来年も続いていけたらなと思います。
講演内容
柚子湯の効果
①免疫力アップ…体を温めて血流を良くすることにより、栄養が全身に行き渡って細胞が元気になります。
②リラックス効果…柚子の香り成分「リモネン」はα波(リラックス時に出る脳波)を増やしてくれるため、気持ちを落ち着かせることができます。
③美肌効果…シミやシワの原因メラニンの生成を防ぐ・肌の脂汚れや古い角質を落とす・保湿や新陳代謝の促進効果が期待できます。
④冷え性の予防…血流が良くなるため冷え性が改善します。
柚子の栄養効果
①免疫力を高める…柚子にはビタミンC・βカロチン・ヘスペリジンなど免疫力を高める成分がたくさん含まれており、特にビタミンCはレモンの約2倍の量が含まれています。
②高血圧の予防…柚子に含まれるカリウム(K)には、摂り過ぎた過剰な塩分(NaCl)を水分と一緒に尿として体外に排出してくれる働きをするため、高血圧の予防になります。また、柚子にはクエン酸も含まれており、クエン酸の旨味を増す効果によって減塩対策にもなります。
③整腸作用…柚子に含まれるペクチンは水溶性の食物繊維で、下痢や便秘を改善したり、血液中のコレステロールを減らし、心筋梗塞、糖尿病の予防にも効果があります。
④むくみの予防…柚子には体内の余分な水を排出してくれるカリウム(K)が含まれているため、むくみの予防効果が期待できます。
⑤動脈硬化の予防…動脈硬化の原因のひとつに悪玉(LDL)コレステロールの増加があります。柚子に含まれるビタミンC・βカロチン・ヘスペリジン・ペクチンなどは、コレステロールの代謝を改善したり、排出を促すため血液中の悪玉(LDL)コレステロールを下げる働きがあります。
柚子レシピ
柚子ジャム
【材料】
・柚子…1kg
・黒砂糖(当分が気になる方は、羅漢糖がおすすめです)…700〜800g
・水…500cc
【作り方】
①ボールにザルを重ね、半分にカットした柚子を重ねたボールの上で絞ります。(果汁に種が入らないようにするためにザルを重ねます。)
②しぼり終わった柚子の皮を千切りにします。ザルに残った種は二重にしたお茶袋に入れます。
③鍋に柚子の果汁と千切りにした皮、水、砂糖(1/3)、②のお茶袋を入れ、沸騰するまで強火にかけます。
④沸騰後、中火にして砂糖(1/3)を加え15分間煮ます。
⑤15分間煮たら、残りの砂糖も加えて約10分煮ます。(ドロドロになるまで煮てください。)
⑥お茶袋を取り出し、煮沸消毒をした瓶にジャムを口いっぱいまで入れ、再度煮沸をして完成です。
柚子の香りが続く保存方法
柚子の皮と果汁を別々にし、冷凍保存すると香りが長持ちします。